ブログ | すいか/あまいか

適当に生きてる人。適当にお絵かきしたり何か作ったりグダグダと喋ったりする。

【映画感想】フェイス/オフ感想

レンタルで『FACE/OFF』見ました。めちゃくちゃ良かったです。

ネットの海で見つけて入れ替わりというワードを観るキッカケにしました。ちょっと自分の世代から離れた作品はなかなか触れるタイミングがないからバンバン観ていこうな〜〜!!

とりあえず見えるとこにあらすじだけ置いときますが続きからはダラダラと感想が始まります。見てない方でネタバレせず見たい方は注意で〜

 

まず普通にストーリーの大筋気持ちいいくらいぶっ飛んでる。前置きが狂ってる。

遂に因縁の凶悪テロリスト、キャスター・トロイ(演:ニコラス・ケイジ)を取っ捕まえたFBI捜査官ショーン・アーチャー(演:ジョン・トラボルタ)。

そのテロリストの仲間から情報を聞き出すための作戦として

そのテロリスト(昏睡状態)と自分の顔面の皮膚をひっぺがし

凄腕ドクターに付け替えてもらい、そのままそっくり入れ替わることに

 

 

 

 

なんかもう発想が怖すぎるよ。そこまでするんだFBI……(実際の団体とは異なります)

ショーン作中で何度か精神崩壊起こしかけてましたけど。まぁそりゃそうだろう。

でもこれ結局のところは「入れ替わりネタ」なわけで。一番リアルに近い入れ替わりってこういうことなんだろうか?自分としては凄腕ドクターが超技術過ぎてこの時代背景がちょっと気になる。

 

その後キャスターが目を覚まし、凄腕ドクターやショーンが入れ替わったことを知っている人物を全て殺されショーンは顔を戻す手立てが無くなるという絶望展開

大抵ストーリー上で絶望に落とされる場合って、なんらかの伏線やヒントを拾ってから「でも、ほら、たしかアレがある……気づいて……!」という適度に安心できる緊張感が定石ですけど

自分で逮捕した相手を自分で逃がしてその上いきなり全部希望を取り上げられてムショでボーゼンとしてるショーン可哀想でならなかったし観てる方すら絶望する落としっぷり。

そこから怒涛の脱獄戦術でまた頂点まで上げてくるからズルい  体力を使う映画だぜ……

本当にショーンパートの喧嘩脱獄ドラッグの絶望感がエグみを上げてて完全に自宅でショーン応援上映でした。ショーーン!!落ち着けショーーーン!!!

 

あと王道アクションがこれでもかと詰め込まれてて観てて「いやそれ全部やるんかい!!」という衝撃。モノがすごいこわれる。(小学生並みの感想)

いや本当に凄かった……だって

 

  • 飛行機とカーチェイス
  • 刑務所無秩序ファイト
  • 脱獄犯と化すFBI捜査官
  • 教会で銃撃戦
  • 走るボートで殴り合い

 

これ全部(ていうかまだある)ってもうなんかやりたい放題じゃないですか  全部使うし全部かっこいい

アクションで個人的に一番好きだったのは鏡越しに銃を突きつけ合う演出でした  すごく象徴的で実際にそこに鏡があるだけなのにそれはそこに「相手」を見てるのが背筋にグッときた……

 

あと家族の描写も良かったですね。

教会、肝を座らせた奥さんがハチャメチャにかっこいいし、そりゃ困惑するわ!みたいな娘さんの反応もよし。

冷静に考えて気付かず一週間別人が主人として自分ちに入っててセクハラ(ぼかし)されてたとなると恐怖通り越して発狂ものだけどね。

撃ったりしてごめんねパパ……」って人生でなかなか言えない台詞ですよ……

キャスターが弟の靴紐を結ぶシーンも好き。伏線が全体的に丁寧で分かりやすいので所々でハッとさせられるのが楽しかったなぁ。

 

 

個人的には入れ替わりネタって本当に映像作品のロマンであり課題だと思うんですね

同時に2人の人間を演じる上で役者の演技力が試される上、「入れ替わっていることを見せたい時」と「入れ替わっていることを見せたくない(観客を騙したい)時」で演出での魅せ方も大事になるので入れ替わりネタを気持ちよく扱える作品は本当に凄いと思う……

君の名は。』は凄く話題になりましたけど私神木くんの演る三葉は最高だと思ってます。あれは一回TS経験した声

思い返せばよく「入れ替わってる〜!!?」で済んだな……まぁ鏡見ても別に因縁の凶悪犯罪者の顔じゃないからな……(?

 

逆境に立たされまくった主人公と死ぬほどイキイキした悪役、勧善懲悪でわかりやすいけどアツい映画でした。

アーチャー一家、幸せに暮らしてくれ……!!